スニーカーの減ってしまった『かかと』を自分で修理する人が増えていますね。
私としてはとても嬉しさを感じています。
そこで今回は、ちょっとした事なんだけど、押さえておくと仕上がりがきれいになるポイントを紹介します。
いつまでも続けて欲しいので、そのためにどうしたら良いだろうと考えておもいついたのが、今回の記事の内容です。
綺麗に仕上がると、次へのモチベーションが上がりますよね。
修理する面積を左右揃える
左右ですり減り方が違うと、そのまま修理した場合に、修理面積が左右で違ってしまいます。
面積の小さい方も、大きい方に合わせて広めに修理してしまいましょう。
見えないのでは?目立たないでしょ?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
修理箇所は、同系色の素材を使っても分かります。
左右揃えて修理をすると、修理された箇所が意図された柄のようにも見えます。
左右がバラバラだと、やっつけ修理が行われたように見えてしまいます。
直線を美しく
靴のデザインは、ほとんどが曲線で出来ています。
だからこそ、その中に直線が入るととても目立ちます。
靴の踵修理では、修理箇所の始まりを決めなくてはいけません。
その始まり部分を直線にするなら、きちんと定規を使って直線を引きましょう。
それだけでキリっとした印象を与える事ができます。
勿論、胃として曲線でデザインしても良いですが、修理自体の難易度がぐっと上がるので、きれいに仕上げるには技術が必要になります。
カッターナイフの刃を惜しまない
靴修理では、革用包丁と同じかそれ以上にカッターナイフが便利です。
オススメは上の画像のような刃幅の大きいタイプ。
皆さんも、修理の際にはカッターを使っていると思いますが、カッターの刃はこまめに折って、切れる状態で作業しましょう。
ちなみに、カッターの刃を折る時は、1目盛りずつではなく、最低でも2目盛りで、厚めの素材を切るなら3目盛りずつ折るようにしないと、せっかく折っても切れる様にはなりません。
最初はよく切れるカッターも、刃を惜しむと、それ以降の作業の効率も仕上がりも悪くなります。
上記の直線カットや、その他の作業も、どんなに気を配って慎重に作業しても、切れなくなった刃で作業をしては、断面がガタガタになって美しく仕上がりません。
EVA素材なら、液体クリームで仕上げ加工
靴の液体クリームは、靴にこだわる人ほど使わないのではないかと思いますが、EVAのアウトソールの側面を仕上げるのには適しています。
EVAは、徹底的に凝った仕上げをするのでなければ、手軽に手に入る液体クリームが、家庭での修理には最適です。
乾くまで時間が必要ですが、塗ったものと塗っていないものを比べると、塗ったものの方が落ち着いたつやがでて美しく仕上がっています。